今晩のNY株の読み筋=週末のパウエルFRB議長講演を先読みする展開か

株式

2021/8/25 17:04

 25日の米国株式市場では、週末27日に開かれるジャクソンホール会議でのパウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長の講演を前に方向感が出にくそうだ。

 24日の米国株式市場は、経済指標がまちまちの結果となる中、原油高を受けたエネルギー関連株が相場をけん引し、主要3指数がそろって上昇。ナスダック総合指数とS&P500は史上最高値を更新した。

 きょう25日は連日の上昇が一服し、利益確定売りが出る可能性があるほか、週末のパウエルFRB議長の講演内容を見極めるまでは休むも相場で臨む向きもありそうだ。一方、26-28日の3日間対面開催予定だったジャクソンホール会議が、デルタ株の感染拡大を受けて急きょ27日のみのオンライン開催に変更した経緯から、パウエルFRB議長がテーパリング(量的緩和の段階的縮小)開始時期を今回の異例開催時に発表することに懐疑的な見方を示す市場関係者も出てきている。方向感の出にくい相場ながらも、テーパリング後ずれを先読みし、買い進む動きが強まっても不思議ではないだろう。

<主な米経済指標・イベント>

7月耐久財受注、5年国債入札

(日付は現地時間)

◎投資関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。

提供:モーニングスター社

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