<新興国eye>ブラジル中銀週報:21年インフレ見通しを7.27%上昇に引き上げ

新興国

2021/8/31 11:11

 ブラジル中央銀行が30日発表した経済週報「フォーカス・ブルティン」によると、同中銀の委託を受けて民間アナリストが予想した、中銀のIPCA(拡大消費者物価指数)で見た21年のインフレ見通しは前週予想の7.11%上昇から7.27%上昇に引き上げられた。引き上げは21週連続、1カ月前の予想は6.79%上昇だった。22年の見通しも前週予想の3.93%上昇から3.95%上昇に引き上げられた。引き上げは6週連続、1カ月前の予想は3.81%上昇だった。

 21年実質GDP(国内総生産)見通しは前週予想の対前年比5.27%増から5.22%増に引き下げられた。引き下げは3週連続、1カ月前の予想は5.30%増だった。また、22年の見通しは前週予想の2.00%増に据え置かれた。1カ月前の予想は2.10%増だった。

 21年末時点の政策金利の見通しは前週予想の7.50%に据え置かれた。据え置きは2週連続、1カ月前は7.00%だった。22年末時点の見通しも前週予想の7.50%に据え置かれた。据え置きは2週連続、1カ月前は7.00%だった。次回9月21-22日会合時点の見通しも前週予想の6.25%に据え置かれた。据え置きは4週連続となった。

 為替レートの見通しは、21年末時点の見通しが前週予想の1ドル=5.10レアルから5.15レアルに引き上げられた。1カ月前の予想は5.10レアルだった。22年末時点の見通しは前週予想の5.20レアルに据え置かれた。据え置きは11週連続となった。

<関連銘柄>

 ボベスパ<1325.T>、iSエマジン<1582.T>、上場MSエマ<1681.T>、

 上場EM債<1566.T>

提供:モーニングスター社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ