グラファイトが急反発し年初来高値を更新、業績予想の上方修正を好感

株式

2021/9/2 12:33

 グラファイトデザイン<7847.T>が急反発し、一時86円高の713円を付け、7月14日の年初来高値677円を更新した。1日引け後に22年2月期第2四半期(21年3-8月)および通期の単体業績予想を上方修正し、好感された。

 第2四半期業績予想は、売上高が11億7600万円から14億9000万円(前年同期比57.8%増)、営業損益が2100万円の黒字から2億1000万円の黒字(前年同期は7400万円の赤字)に上積みされた。通期業績予想では、売上高が25億5300万円から28億円(前期比7.5%増)、営業利益が1億5700万円から3億8000万円(同91.9%増)に引き上げられた。

 新型コロナウイルス感染症の収束はいまだに見通せない状況ながら、ゴルフは屋外で三密を避けることのできるスポーツとして見直され、国内におけるゴルフ場入場者数は増加傾向にある。重点施策として進めていた自社ブランドシャフトの女子プロ選手使用率向上に結果が表れ始め、自社ブランドシャフト「TourAD」に対しての各ゴルフショップからの直販受注、並びに各クラブメーカーからのカスタム受注が当初の想定を上回って推移。また、米国市場においても、「DIシリーズ」を中心とした自社ブランドシャフトの販売が当初の想定を上回って推移し、これら状況を踏まえ業績予想を見直した。

提供:モーニングスター社

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