サントリーBFが年初来高値、大和証は「1」・目標株価5500円に引き上げ

株式

2021/9/2 16:00

 サントリー食品インターナショナル(サントリーBF)<2587.T>が100円高の4610円まで買われ、連日の年初来高値更新。買い一巡後は値を消す展開。大和証券では1日付で、投資判断を「2」(アウトパフォーム)から「1」(買い)に、目標株価を5000円から5500円に、それぞれ引き上げている。

 海外の成長シナリオが明確になったことを評価し、投資判断、目標株価を引き上げるとしている。目標株価5500円は、22年12月期同証券予想PER22倍程度から算出されている。21年12月期6月中間期の大幅増益の背景には、新型肺炎影響の一巡だけでなく、海外事業を中心とする構造改革の進展があると考えるとコメント。組織の階層を減らして意思決定を迅速にすること、コアブランドへの経営資源を集中することによる販促費の効率化とブランドエクイティの強化といった、「日本の勝ちパターン」の海外導入が奏功し始めており、同社の海外事業は新たな成長ステージに入ったと考えるとコメントしている。

 同証券では連結営業利益について、21年12月期1200億円(前期比24.7%増、会社側計画は1050億円)、22年12月期1290億円と試算。海外事業の構造的な収益改善を織り込み増額修正されており、21年12月期の過去最高益の達成を予想している。国内の値上げ効果は織り込まれていない。

 2日の終値は、前日比45円高の4555円。

提供:モーニングスター社

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