日鉄物産が年初来高値、大和証は「2」継続、目標株価は5700円に引き上げ

株式

2021/9/7 16:10

 日鉄物産<9810.T>が4日続伸、260円高の5390円まで買われ、連日の年初来高値更新。大和証券では6日付で、投資判断「2」(アウトパフォーム)を継続、目標株価は5100円から5700円に引き上げている。

 目標株価5700円は、22年3月期-24年3月期予想ROE平均9.7%、想定株主資本コスト7.5%、配当利回り水準などが勘案され算出されている。

 第1四半期(21年4-6月)決算は鉄鋼事業の堅調なファンダメンタルズを確認出来る内容であり、印象はポジティブとコメント。23年3月期以降、日本製鉄<5401.T>の国内設備集約が鋼材取扱量に若干のマイナス影響となる見通しだが、中期計画施策である拠点再編・人員効率化などで持続的な利益成長が可能と予想している。22年3月期同証券予想利回りは9月3日終値ベースで5.2%に相当し、配当性向30%以上という株主還元方針を勘案すると今後も高水準の配当維持が見込まれ、高配当と持続的な成長シナリオを踏まえ、引き続き現在株価には割安感を見出せると考えているとしている。

 7日の終値は、前日比220円高の5350円。

提供:モーニングスター社

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