8日の東京株式市場見通し=もみ合い商状となりそう

国内市況

株式

2021/9/8 7:47

 予想レンジ:2万9700円-3万100円(7日終値2万9916円14銭)

 8日の東京株式は、もみ合い商状となりそう。日経平均株価はきのう7日、一時、取引時間中としては約5カ月ぶりに心理的なフシ目の3万円を回復する場面がみられた。実質的に次期首相を選出する自由民主党の総裁選挙を前に、経済対策への期待感が株価を支える状況が続きそう。ただ、7日続伸したことで終値ベースでは2275円(8.2%)の上昇となっていることから、短期的な過熱感を警戒する動きが出ることも予想され、売り買いが交錯する場面も想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル=110円台の前半(7日は109円89-90銭)とやや円安に振れる一方、ユーロ・円が1ユーロ=130円台の半ば(同130円50-54銭)と小動き。

 7日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、パナソニック<6752.T>、アドバンテス<6857.T>、日産自<7201.T>などが、7日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、7日の大阪取引所清算値比65円高の2万9965円だった。(高橋克己)

 8日の主な経済指標・スケジュール

【国内】

・ 8:50 4-6月期GDP(国内総生産)確報値、7月国際収支

・14:00 8月景気ウォッチャー調査

【海外】(時間は日本時間)

・23:00 米7月JOLT求人件数

・米10年国債入札

◎関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。

提供:モーニングスター社

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