日経平均は4円程度高、売り先行後はプラスに転じしっかり=8日寄り付き

 8日午前9時23分すぎの日経平均株価は、前日比4円程度高い2万9920円前後で推移する。午前9時分には、同50円00銭高の2万9966円14銭を付けている。朝方は、きのう7日まで7連騰となっていたことから、短期的な過熱感が警戒され、売りが優勢となった。ただ、押し目を拾う動きは強いもようでプラス転換。その後も、しっかりした値動きが続いている。現地7日の米国株式市場では、NYダウが続落した一方、ナスダック総合指数は4日続伸し、4日連続で終値ベースでの史上最高値を更新するなど、まちまちだった。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、7日の大阪取引所清算値比65円高の2万9965円で取引を終えた。

 業種別では、KDDI<9433.T>、ソフバンG<9984.T>などの情報通信株や、王子HD<3861.T>、大王紙<3880.T>などのパルプ紙株が上昇。中部電力<9502.T>、東ガス<9531.T>などの電気ガス株や、ニコン<7731.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株も高い。武田薬<4502.T>、塩野義薬<4507.T>などの医薬品株や、信越化<4063.T>、花王<4452.T>などの化学株も堅調。三井物産<8031.T>、三菱商<8058.T>などの卸売株や、三菱倉<9301.T>、上組<9364.T>などの倉庫運輸株も上げている。

 個別では、東京機<6335.T>、ライドオンH<6082.T>、キャリアイン<6538.T>、戸田工<4100.T>、KIスター不<3465.T>などが上昇。半面、NIPPO<1881.T>(監理)、スターティアHD<3393.T>、セレス<3696.T>、マネックスG<8698.T>、アゴーラHG<9704.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前9時23分時点で、1ドル=110円台の前半(7日は1ドル=109円89-90銭)、1ユーロ=130円台の半ば(同130円50-54銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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