米国株式市場:薬価引き下げ計画で製薬株が下落、NYダウ4日続落、ナスダックも続落

株式

2021/9/10 7:46

 9日の米国株式は、NYダウが前日比151.69ドル安3万4879.38ドルと4日続落、ナスダック総合指数が同38.383ポイント安の1万5248.254ポイントと続落して取引を終了。出来高概算は、NY市場が7億8952万株、ナスダック市場が39億4280万株だった。

 朝方発表された、米週間の新規失業保険申請件数が季節調整済みで31万件となり、市場予想平均の33万5000件を下回った。雇用情勢の改善が期待され、NYダウが上昇する場面もみられた。ただ、米保健福祉省が同日、薬価を下げるための包括的な計画を発表。製薬企業の業績に対する先行き不透明感が台頭し、株価の重しとなった。NYダウ採用銘柄では、アムジェン<AMGN>やジョンソン・エンド・ジョンソン<JNJ>、メルク<MRK>などが、値下がり率の上位に入っている。

 シカゴ日経平均先物12月限の円建て清算値は、9日の大阪取引所清算値比145円高の2万9945円だった。

提供:モーニングスター社

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