日経平均は154円程度高、買いが先行後も堅調推移=10日寄り付き

 10日午前9時22分すぎの日経平均株価は、前日比154円程度高い3万162円前後で推移する。午前9時9分には、同193円56銭高の3万201円75銭を付けている。きのう9日は9日ぶりに反落したものの、後場の取引終了にかけ下げ幅を縮小し、底堅い展開となったことから買いが先行したようだ。その後も、堅調な動きが続いている。現地9日の米国株式は、NYダウが4日続落し、ナスダック総合指数も続落した。シカゴ日経平均先物12月限の円建て清算値は、9日の大阪取引所清算値比145円高の2万9945円だった。

 業種別では、大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株や、JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株が上昇。クレセゾン<8253.T>、オリックス<8591.T>などのその他金融株や、信越化<4063.T>、花王<4452.T>などの化学株も高い。郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、三井不<8801.T>、三菱地所<8802.T>などの不動産株も堅調。大日印<7912.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株や、第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株も上げている。

 個別では、ミライアル<4238.T>、大幸薬品<4574.T>、東都水<8038.T>、ダブルスタン<3925.T>、オーケストラ<6533.T>などが上昇。半面、東京機<6335.T>、鎌倉新書<6184.T>、シーイーシー<9692.T>、ニプロ<8086.T>、ビューティガレージ<3180.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前9時22分時点で、1ドル=109円台の後半(9日は1ドル=109円95-96銭)、1ユーロ=129円台の後半(同129円99銭-130円03銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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