<米国株情報>中国当局、アリババ金融子会社アントの解体を検討か

株式

2021/9/14 10:29

 中国の規制当局は、インターネット大手アリババ・グループ<BABA>傘下のフィンテック大手アント・グループが運用しているスマートフォン向け電子決済サービス「アリペイ」を、アント本体から切り離す方向で検討しているもようだ。英紙フィナンシャル・タイムズが13日、関係者の話として報じた。

 報道によると、アリペイをアントから切り離し、アリペイが保有する1億人超の顧客データのうち、アントと旅行大手の浙江省旅遊投資集団が各35%、残りを中国の政府機関が出資して設立するクレジットスコア(信用情報スコア)に移すというもの。今後、貸し出しの決定は政府公認のクレジットスコア会社の指示に従うという新ルールがアリペイ以外の金融サービス会社にも適用される可能性がある。

 中国当局は4月、アントに対し、消費者向けマイクロローン(少額融資)を提供するジェベイ(借唄)と代金後払いサービスのファベイ(花唄)の2事業部門も本体から切り離し、外部の投資家を加えて新設する消費者金融サービスの合弁会社に統合するよう要請している。

 アリババの株価は13日、1.60%安の165.41ドルと反落した。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:モーニングスター社

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