<新興国eye>ブラジル中銀週報:21年末時点の政策金利見通しを8.25%に引き上げ

新興国

2021/9/21 9:58

 ブラジル中央銀行が20日発表した経済週報「フォーカス・ブルティン」によると、同中銀の委託を受けて民間アナリストが予想した、中銀の21年末時点の政策金利見通しは前週予想の8.00%から8.25%に引き上げられた。引き上げは2週連続、1カ月前は7.50%だった。22年末時点の見通しも前週予想の8.00%から8.50%に引き上げられた。引き上げは3週連続、1カ月前は7.50%だった。次回9月21-22日会合時点の見通しは前週予想の6.25%に据え置かれた。据え置きは7週連続となった。

 IPCA(拡大消費者物価指数)で見た21年のインフレ見通しは前週予想の8.00%上昇から8.35%上昇に引き上げられた。引き上げは24週連続、1カ月前の予想は7.11%上昇だった。22年の見通しも前週予想の4.03%上昇から4.10%上昇に引き上げられた。引き上げは9週連続、1カ月前の予想は3.93%上昇だった。

 21年実質GDP(国内総生産)見通しは前週予想の対前年比5.04%増に据え置かれた。1カ月前の予想は5.27%増だった。22年の見通しは前週予想の1.72%増から1.63%増に引き下げられた。引き下げは3週連続、1カ月前の予想は2.00%増だった。

 為替レートの見通しは、21年末時点の見通しが前週予想の1ドル=5.20レアルに据え置かれた。1カ月前の予想は5.10レアルだった。22年末時点の見通しは前週予想の5.20レアルから5.23レアルに引き上げられた。1カ月前は5.20レアルだった。

<関連銘柄>

 ボベスパ<1325.T>、iSエマジン<1582.T>、上場MSエマ<1681.T>、

 上場EM債<1566.T>

提供:モーニングスター社

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