日経平均は129円程度安、売り先行後も弱含みの展開に=28日寄り付き

 28日午前9時23分すぎの日経平均株価は、前日比129円程度安い3万110円前後で推移する。午前9時21分には、同137円85銭安の3万102円21銭を付けている。きのう27日、後場に入り弱含みで推移していたことから、売りが先行した。その後も、手じまい売りが優勢のもようで、弱含みの展開となっている。現地27日の米国株式市場では、ナスダック総合指数が続落したものの、NYダウが4日続伸するなど、まちまちだった。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、27日の大阪取引所清算値比25円安の3万55円。

 業種別では、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株が下落。大日印<7912.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株や、武田薬<4502.T>、中外薬<4519.T>などの医薬品株も安い。信越化<4063.T>、花王<4452.T>などの化学株や、オリエンタルランド(OLC)<4661.T>、リクルートHD<6098.T>などのサービス株も軟調。ソニーG<6758.T>、キーエンス<6861.T>などの電機株や、キリンHD<2503.T>、JT<2914.T>などの食料品株も下げている。

 個別では、グリーンズ<6547.T>、サカイオーベ<3408.T>、ミダックHD<6564.T>、デジハHD<3676.T>、東邦システム<4333.T>などが下落。半面、ダントーHD<5337.T>、JNS<3627.T>、井筒屋<8260.T>、ぴあ<4337.T>、ブラス<2424.T>などが上昇している。

 東京外国為替市場は午前9時23分時点で、1ドル=110円台の後半(27日は1ドル=110円77-78銭)、1ユーロ=129円台の後半(同129円54-58銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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