日経平均は45円程度高、一時下げに転じるなど前日終値近辺でのもみ合い=30日寄り付き

 30日午前9時20分すぎの日経平均株価は、前日比45円程度高い2万9590円前後で推移する。午前9時4分には、同59円88銭高の2万9604円17銭を付けている。きのう29日に大幅に3日続落した反動や、買い戻しの動きから、買いが先行した。ただ、日本時間の午前10時すぎには、中国で9月製造業PMI(購買担当者景気指数)・非製造業PMI・コンポジットPMIが、同10時45分には中国9月財新製造業PMIが発表されることもあり、一時下げに転じるなど、前日終値近辺でのもみ合いとなっている。現地29日の米国株式は、NYダウが反発した一方、ナスダック総合指数は4日続落するなど、まちまち。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、29日の大阪取引所清算値比85円高の2万9705円だった。

 業種別では、武田薬<4502.T>、中外薬<4519.T>などの医薬品株や、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株が上昇。三井物産<8031.T>、三菱商<8058.T>などの卸売株や、AGC<5201.T>、TOTO<5332.T>などのガラス土石株も高い。JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株や、王子HD<3861.T>、日本紙<3863.T>などのパルプ紙株も堅調。三和HD<5929.T>、LIXIL<5938.T>などの金属製品株や、アサヒ<2502.T>、JT<2914.T>などの食料品株も上げている。

 個別では、ツナグGHD<6551.T>、日電硝子<5214.T>、エアトリ<6191.T>、エラン<6099.T>、ジャムコ<7408.T>などが上昇。半面、廣済堂<7868.T>、井筒屋<8260.T>、グローブライ<7990.T>、東エレデバ<2760.T>、テスHD<5074.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前9時20分時点で、1ドル=111円台の後半(29日は1ドル=111円29-31銭)、1ユーロ=129円台の後半(同129円78-82銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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