<米国株情報>フォード、テネシー州とケンタッキー州にEV用充電池3工場建設へ

株式

2021/9/30 10:29

 自動車大手フォード・モーター<F>のジム・ファーリーCEO(最高経営責任者)は27日、韓国充電池大手SKイノベーションと共同で、米国南部のケンタッキー州とテネシー州に電気自動車(EV)用リチウムイオン充電池を生産する大規模工場(計3工場)を建設するため、両社で114億ドル(約1兆2760億円)を投資し、1万1000人を雇用する計画を明らかにした。

 テネシー工場(1工場)はスタントンに立地し、敷地面積は3600エーカー。56億ドルを投じ、人気ピックアップトラックの次世代EV「F-150ライトニング」とEV用充電池を生産する。雇用者数は6000人。ケンタッキー工場(2工場)はグレンデールに立地し、敷地面積は1500エーカー。58億ドルが投じられ、「フォード」ブランドや高級車「リンカーン」ブランドのEV向け充電池が生産される。雇用者数は5000人。同社は労働者不足に対処するため、熟練労働者を確保しやすい南部の2州に工場立地を決めている。

 テネシー州とケンタッキー州の2工場は25年から、ケンタッキー州の第3工場は26年から操業を開始し、米国では当初、年間60ギガワット(6000万キロワット)の充電池を生産。その後、生産能力を拡大する計画。60ギガワットは高級乗用車EV「マスタング・マッハーE」換算で約60万台分に相当する。フォードは30年までに北米での充電池生産量を年間129ギガワット(1.29億キロワット)、全世界で10工場分に相当する240ギガワット(2.4億キロワット)の生産を目指す。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:モーニングスター社

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