日経平均は123円程度安、売り一巡後はやや下げ渋る動きに=10月1日寄り付き

 10月1日午前9時22分すぎの日経平均株価は、前日比123円程度安い2万9329円前後で推移する。午前9時3分には、同241円13銭安の2万9211円53銭を付けている。きのう9月30日に4日続落するなど弱い動きが継続し、現地9月30日の欧米株式が下落したこともあり、売りが先行した。ただ、きのうまでで800円近い下落となっていることもあり、短期的リバウンドを狙った買いなどで、下げ渋る動きとなっているもよう。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、9月30日の大阪取引所清算値比155円安の2万9305円だった。

 業種別では、凸版<7911.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株や、JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株が下落。SUMCO<3436.T>、LIXIL<5938.T>などの金属製品株や、三井物産<8031.T>、三菱商<8058.T>などの卸売株も安い。JR東日本<9020.T>、JR東海<9022.T>などの陸運株や、コマツ<6301.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株も軟調。三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株や、郵船<9101.T>、川崎汽<9107.T>などの海運株も下げている。

 個別では、KNTCT<9726.T>、スターマイカ<2975.T>、メディアドゥ<3678.T>、SHOEI<7839.T>、メック<4971.T>などが下落。半面、新家工<7305.T>、ライク<2462.T>、ディアライフ<3245.T>、ホクシン<7897.T>、C&R社<4763.T>などが上昇している。

 東京外国為替市場は午前9時22分時点で、1ドル=111円台の半ば(9月30日は1ドル=111円87-89銭)、1ユーロ=128円台の後半(同129円82-86銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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