米国株式市場:新型コロナ経口薬の申請期待、NYダウ反発、ナスダックは6日ぶり反発

株式

2021/10/4 7:46

 前週末1日の米国株式は、NYダウが前日比482.54ドル高の3万4326.46ドルと反発、ナスダック総合指数は同118.115ポイント高の1万4566.697ポイントと6日ぶりに反発して取引を終了。出来高概算は、NY市場が9億1217万株、ナスダック市場が59億1150万株だった。

 米製薬大手のメルク<MRK>が、開発中の新型コロナウイルス感染症の経口治療薬について、有効性を確認し緊急使用許可をFDA(米食品医薬品局)に申請すると発表。経口治療薬の開発による経済の正常化期待に加え、米9月ISM製造業景況指数が61.1と、市場予想平均の59.6を上回ったこともあり、NYダウは一時640ドルを超える上昇をみせる場面もあった。同指数の採用銘柄では、メルクのほか、ウォルト・ディズニー<DIS>やアメリカン・エキスプレス<AXP>などが、値上がり率の上位に入っている。

 シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、10月1日の大阪取引所清算値比230円高の2万9050円だった。

提供:モーニングスター社

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