日経平均は81円程度高、買い先行後は上値を抑えられる格好に=4日寄り付き

 4日午前9時19分すぎの日経平均株価は、前週末比81円程度高い2万8852円前後で推移する。寄り付き直後には、同274円99銭高の2万9046円06銭を付けている。前週末1日に大幅に5日続落した反動や、現地1日の米国株式が反発。時間外取引で米株価指数先物が上昇していることも追い風となり、買いが優勢となったようだ。ただ、買い一巡後は、手がかり材料に乏しいなか、戻り待ちの売りに上値を抑えられる格好となっている。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、1日の大阪取引所清算値比230円高の2万9050円だった。

 業種別では、JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株や、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株が上昇。JR東日本<9020.T>、JR東海<9022.T>などの陸運株や、三井不<8801.T>、三菱地所<8802.T>などの不動産株も高い。出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株や、王子HD<3861.T>、日本紙<3863.T>などのパルプ紙株も堅調。三菱倉<9301.T>、上組<9364.T>などの倉庫運輸株や、クレセゾン<8253.T>、オリックス<8591.T>などのその他金融株も上げている。

 個別では、一蔵<6186.T>、ポピンズHD<7358.T>、エスクリ<2196.T>、ツカダGH<2418.T>、グリーンズ<6547.T>などが上昇。半面、広済堂HD<7868.T>、明和産<8103.T>、川崎汽<9107.T>、Gunosy<6047.T>、象印<7965.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前9時19分時点で、1ドル=110円台の後半(前週末1日は1ドル=111円26-27銭)、1ユーロ=128円台の後半(同128円82-86銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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