15日の東京外国為替市場見通し=ドル・円、3年ぶりの114円台乗せ試す展開か

為替

2021/10/15 8:44

ドル・円予想レンジ:1ドル=113円20銭-114円20銭

 15日の東京外国為替市場でドル・円は、18年11月以来およそ3年ぶりの1ドル=114円台乗せを試す展開になるとみられる。

 14日米国時間では、米9月PPI(生産者物価指数)が市場予想を下回り、過度なインフレ懸念が後退。米長期金利の上昇も一服し、米株式市場では主要3指数が揃って上昇。米景気への強気の見方が広がり、ドル買い・円売りが進んだ。

 15日東京時間でも、前日の米国市場でのリスクオンムードを受け継ぎ、日経平均株価が買い先行で始まる公算が大きく、ドル・円をサポートしそうだ。ただ、今週に入り1円80銭近くドル高・円安が進む急ピッチな展開だけに、利益確定のドル売り・円買いが出やすくなるものとみられる。

<主な経済指標・イベント>

国内:特になし

米国:9月小売売上高、10月ニューヨーク連銀製造業景気指数、9月輸出入物価、10月ミシガン大学消費者マインド指数、ブラード・セントルイス連銀総裁およびウィリアムズ・ニューヨーク連銀総裁に発言機会

その他:インド市場休場、IMF(国際通貨基金)・世界銀行年次総会(-17日まで)

◎関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、為替取引に当たっては自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。

提供:モーニングスター社

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