日経平均は45円高と続伸、米国株高を受け買い先行、前引けにかけては急速に上げ幅縮小=20日前場

 20日前場の日経平均株価は前日比45円99銭高の2万9261円51銭と続伸。朝方は、堅調な米企業決算を背景に19日の米国株式市場で主要3指数が上昇した流れを受け、買いが先行した。円安歩調もあって上げ幅を広げ、一時2万9489円11銭(前日比273円59銭高)まで上昇した。一巡後は戻り売りや利益確定売りに伸び悩み、前引けにかけては株価指数先物売りを交え、急速に上げ幅を縮小した。

 東証1部の出来高は6億37万株、売買代金は1兆4319億円。騰落銘柄数は値上がり937銘柄、値下がり1105銘柄、変わらず140銘柄。

 業種別では、JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株や、JR東日本<9020.T>、JR西日本<9021.T>、東急<9005.T>などの陸運株が堅調。野村<8604.T>、マネックスG<8698.T>、SBI<8473.T>などの証券商品先物株や、三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>、みずほ<8411.T>などの銀行株も買われた。東レ<3402.T>、東洋紡<3101.T>などの繊維製品株や、JPX<8697.T>、クレセゾン<8253.T>などのその他金融株も高い。ソフバンG<9984.T>、ネクソン<3659.T>などの情報通信株も値を上げ、三菱地所<8802.T>、住友不<8830.T>などの不動産株も引き締まった。

 半面、任天堂<7974.T>、ローランド<7944.T>などのその他製品株が軟調。商船三井<9104.T>、川崎汽<9107.T>、郵船<9101.T>などの海運株も安い。ブリヂス<5108.T>、住友ゴム<5110.T>などのゴム製品株もさえず、HOYA<7741.T>、オリンパス<7733.T>などの精密株も売られた。東邦鉛<5707.T>、三井金<5706.T>などの非鉄金属株も値を下げた。極洋<1301.T>、雪国まいたけ<1375.T>などの水産農林株もさえない。

 個別では、日金属<5491.T>、ソフトクリH<3371.T>、サーバーW<4434.T>、大阪ソーダ<4046.T>、串カツ田中<3547.T>などの上げが目立った。半面、グリムス<3150.T>、三井松島HD<1518.T>、川重<7012.T>、日コンセプト<9386.T>、大紀アルミ<5702.T>などの下げが目立った。なお、東証業種別株価指数は全33業種中、20業種が上昇した。

提供:モーニングスター社

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