日金属が急騰し一時ストップ高、「ZA系新マグネシウム合金圧延材」の開発を材料視

株式

2021/10/20 13:52

 日本金属(日金属)<5491.T>急騰し、一時300円ストップ高の1355円を付けている。同社は20日、産業技術総合研究所(産総研)および不二ライトメタル(熊本県長洲町)との共同研究で、優れた室温成形性と強度、高い熱伝導率を有する「ZA系新マグネシウム合金圧延材」を開発したと発表、材料視された。

 開発した「ZA系新マグネシウム合金圧延材」は、MgZn系合金に特定元素を微量に添加して結晶の配向を制御するとともに、実用的な強度を付与した合金。ZA系新合金圧延材は、アルミダイカスト材を超える熱伝導率を示すことから、大量の熱を発生する5G機器やこれらの搭載が進むモバイルIT機器、電動化や自動運転化によって搭載量の増加が見込まれる、熱対策が必要な車載電子機器への使用に好適な材料としている。

 午後1時50分時点の株価は、前日比230円高の1285円。

提供:モーニングスター社

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