<米国株情報>テスラは軟調、第4四半期の見通し示さず先行き懸念
2021/10/21 10:50
電気自動車(EV)大手テスラ<TSLA>の株価は20日の夜間取引で、日中終値比1.62%安の851.80ドルと軟調に推移した。同日引け後に21年12月期第3四半期(7-9月)の決算を発表したが、今後の業績見通しを示さなかったことが嫌気されたようだ。市場では、テスラの工場がサプライチェーンのボトルネック(制約による品不足)や半導体不足、港湾物流の寸断などによりフル操業できるか不安が残ると見ている。
第3四半期の業績は堅調。売上高は前年同期比57%増の137億5700万ドル、純利益は同5.0倍の16億1800万ドルとなり、四半期ベースではどちらも過去最高を更新。一時的項目を除いた調整後の希薄化後1株当たり利益(EPS)は同2.5倍の1.86ドルとなり、市場予想を上回った。
中核の自動車部門の売上高は同58%増の120億5700万ドル。世界的な半導体不足などサプライチェーンのボトルネックはコスト上昇要因となっているが、ギガファクトリーでの量産効果が利益率を押し上げ、粗利益率は30.5%(第2四半期は28.4%)に向上した。
一方、暗号資産のビットコイン(BTC)投資関連で5100万ドル相当の評価損を計上している。
第4四半期(10-12月)以降の詳しい業績予想については開示しなかったが、テキサス州とドイツの「ギガファクトリー」での生産を予定通り年末までに開始するとした。また、新車納入ペースについては今後数年間で、年平均50%増になるとしている。
<関連銘柄>
NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、
SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、
NYダウベア<2041.T>
提供:モーニングスター社
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