川本産業がストップ高カイ気配、上期・通期業績予想を上方修正、減益幅縮小見通しに

株式

2021/10/21 14:17

 川本産業<3604.T>が150円ストップ高の928円カイ気配となっている。20日引け後に22年3月期第2四半期(21年4-9月)および通期の連結業績予想を上方修正し、減益幅縮小見通しとなり、買いを誘発している。

 第2四半期業績予想は、売上高が133億円から150億9000万円(前年同期比3.1%減)、営業利益が2億8000万円から3億5000万円(同56.0%減)に増額された。新型コロナウイルス感染症の新規感染者が増加するなか、コンシューマ事業のカタログ通信販売およびインターネット通信販売事業者に対する感染管理製品の売上が計画以上となった。また、専門店に対する育児用品等の販売も好調に推移した。経費面では、同期間において緊急事態宣言が再発令され、不要不急の外出や出張の制限を継続したことで計画より経費が減少した。

 通期業績予想では、売上高が280億円から300億円(前期比2.8%減)、営業利益が8億円から8億2000万円(同37.2%減)に底上げされた。上期業績見込みを踏まえて修正したが、足元では新型コロナ感染症の新規感染者数は減少しているが、第6波と呼ばれる新規感染者の増加が予想される報道も一部あり、事業環境の見通しは不透明な状況にあるという。今後、事業環境を注視し、業績予想に修正が必要と判断した際には、速やかに開示するとしている。

提供:モーニングスター社

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