サクサが堅調、「監視カメラシステム」のAI・IoT技術をDX支援事業に展開

株式

2021/11/1 9:21

 情報通信システム機器を手掛けるサクサホールディングス<6675.T>が堅調。モーニングスターが11月1日付レポートで、「監視カメラシステム」のAI(人工知能)・IoT(モノのインターネット)技術をDX(デジタルトランスフォーメーション)支援事業に展開していく戦略を取り上げた。投資判断は新規「ニュートラル」、想定株価レンジ1400-1700円。

 導入費用を抑えた「監視カメラシステム」等を提供しAI画像認識やIoT技術に強みを持つ子会社を中核に据え、ソリューション事業を強化するという。同時に、かつての「電電ファミリー」に連なる通信機器の老舗メーカーとして培った通信技術を活用した、UTM(統合脅威管理)やストレージ機器など製造業はプロダクト事業に再編・集約。将来的に両事業をクラウド基盤で連携し、同社が得意とする中堅・中小企業向けに包括的なDX支援サービスを拡販していくという。

 22年3月期の連結業績予想は営業利益7億5000万円(前期比67.2%減)で、モーニングスターは足元で資材・部品の調達難への懸念が一段と強まっていると指摘。一方、直近上場のセーフィー<4375.T>が株式市場で大きく注目を集めたように、同社の「監視カメラシステム」やAI・IoT技術を軸とした業態転換戦略が浸透すれば、株価に成長期待が反映される余地はあるとした。

 午前9時20分時点の株価は前週末比変わらずの1437円。

提供:モーニングスター社

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