日経平均は52円程度高、買い先行後は戻り待ちの売りに上値は重いもよう=8日寄り付き

 8日午前9時21分すぎの日経平均株価は、前週末比52円程度高い2万9664円前後で推移。寄り付きに同123円88銭高の2万9735円45銭を付けた後は、戻り待ちの売りに上値の重い展開となっているもよう。朝方は、前週末5日に下げ渋る動きをみせていたことや、現地5日の米国株式市場で、NYダウが反発し2日ぶり、ナスダック総合指数は7日続けて終値ベースで史上最高値を更新したことも追い風となり、買いが先行した。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、前週末5日の大阪取引所清算値比85円高の2万9705円だった。

 業種別では、JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株や、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株が上昇。郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、JR東日本<9020.T>、JR東海<9022.T>などの陸運株も高い。三井不<8801.T>、三菱地所<8802.T>などの不動産株や、出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株も堅調。テルモ<4543.T>、オリンパス<7733.T>などの精密機器株や、SUMCO<3436.T>、LIXIL<5938.T>などの金属製品株も上げている。

 個別では、ニチモウ<8091.T>、ラウンドワン<4680.T>、SバリューH<1448.T>、プレミアG<7199.T>、メガチップス<6875.T>などが上昇。半面、JBR<2453.T>、JFE<5411.T>、ARM<8769.T>、タムラ製<6768.T>、ダイフク<6383.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前9時21分時点で、1ドル=113円台の半ば(前週末5日は1ドル=113円76-77銭)、1ユーロ=131円台の前半(同131円51-55銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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