9日の東京外国為替市場見通し=ドル・円、113円台前半で上値の重い展開か

為替

2021/11/9 8:26

ドル・円予想レンジ:1ドル=112円80銭-113円60銭

 9日の東京外国為替市場で、ドル・円は1ドル=113円台前半を軸に上値の重い展開とみる。重要イベントの通過を受けた利益確定目的のドル売りが上値を抑えており、この流れを引き継ぐとみられる。ただ、日米金融政策の方向性の違いなどからドルを積極的に売る材料も乏しく、下値も限定的となりそうだ。なお、前日の米国市場ではパウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長が講演したものの金融政策に言及しなかったため材料にはならなかった。

<主な経済指標・イベント>

国内:9月国際収支速報、10月景気ウオッチャー調査

アジア:フィリピン7-9月期GDP(国内総生産)

北米:米10月PPI(生産者物価指数)、メキシコ10月CPI(消費者物価指数)

欧州:独11月ZEW景況感指数、EU(欧州連合)財務相理事会

◎関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、為替取引に当たっては自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。

提供:モーニングスター社

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