日経平均は8円程度高、買い先行後は上値の重い展開に=17日寄り付き

 17日午前9時22分すぎの日経平均株価は、前日比8円程度高い2万9817円前後で推移。午前9時4分には、同101円85銭高の2万9909円97銭を付けている。きのう16日は上値が重いものの、しっかりしていたことや、現地16日の米国株式市場で、NYダウとナスダック総合指数が揃って反発したことから、買いが先行した。ただ、手がかり材料に欠けるなか、戻り待ちの売りに押され、一時下げ転換する場面もみられた。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、16日の大阪取引所清算値比55円高の2万9825円だった。

 業種別では、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株や、オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株が上昇。デンソー<6902.T>、トヨタ<7203.T>などの輸送用機器株や、出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株も高い。ソニーG<6758.T>、キーエンス<6861.T>などの電機株や、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株も堅調。ZHD<4689.T>、ソフバンG<9984.T>などの情報通信株や、SUMCO<3436.T>、洋缶HD<5901.T>などの金属製品株も上げている。

 個別では、チェンジ<3962.T>、トレックスS<6616.T>、芝浦機械<6104.T>、IMAGIC<6879.T>、戸田工<4100.T>などが上昇。半面、ビジ太田昭和<9658.T>、エイチーム<3662.T>、エンジャパン<4849.T>、トーセ<4728.T>、テスHD<5074.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前9時22分時点で、1ドル=114円台の後半(16日は1ドル=114円26-28銭)、1ユーロ=130円前後(同130円02-06銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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