ソフトバンクGが4日続落、SMBC日興証は「1」継続、目標株価は9000円に引き下げ

株式

2021/11/24 12:02

 ソフトバンクグループ<9984.T>が4日続落。SMBC日興証券では22日付で、投資判断「1」(アウトパフォーム)を継続、目標株価は1万500円から9000円に引き下げている。

 Net Asset Value拡大および資産の流動性向上につながる投資先のIPOや、キャッシュフローを増加させる資産売却が今後増加する予想されるとコメント。「同社の過去最大級のエグジット案件となるARMはNVDIAへの売却が実現しなければ、2023年頃のIPOを通じたエグジットとなろう」とし、資産売却の候補はARM以外にも、T モバイル、ドイツテレコム、PayPay、WeWorkなどのIPOが増加しているSVF投資先など多数挙げられるとしている。

 また、11月8日に発表された1兆円の自社株買いは、資金の裏付けとなる資産売却の前に発表されたこともあり、株式市場に混乱を与え、十分に評価されていない印象であるものの、自社株買いの実行を支える資産売却が増加すれば、株価評価の改善につながると考えられるとしている。アリババグループやCoupangなど投資先企業の株価下落を主因に、目標株価は9000円に引き下げられているものの、今後のエグジット増加などをカタリストとした株価上昇余地は大きいと考え、「1」を継続するとしている。

 前引けの株価は前営業日比167円安の6655円。

提供:モーニングスター社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ