米国株式市場:パウエルFRB議長証言やオミクロン型拡大を警戒、NYダウ・ナスダック反落

株式

2021/12/1 7:46

 11月30日の米国株式は、反落した。NYダウが前日比652.22ドル安の3万4483.72ドル、ナスダック総合指数が同245.143ポイント安の1万5537.691ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が20億8194万株、ナスダック市場が69億7375万株だった。

 パウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長が同日の議会証言で、12月の金融政策決定会合において、量的緩和策の縮小ペースを早める議論を行う考えを明らかにし、買い入れ金融資産の削減額拡大への警戒感が高まった。また、モデルナの最高経営責任者が「既存のワクチンは新型コロナ変異株オミクロン型に対する効果が低いと予測される」と発言したことが報じられ、感染拡大懸念も重しだった。NYダウ採用銘柄では、セールスフォース・ドットコム<CRM>やトラベラーズ<TRV>、アメリカン・エキスプレス<AXP>などが、値下がり率の上位に入っている。

 シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、11月30日の大阪取引所清算値比205円高の2万7675円だった。

提供:モーニングスター社

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