日経平均は23円高、下げ転換後に持ち直す=1日前場

 1日前場午前9時32分時点の日経平均株価は前日比23円51銭高の2万7845円27銭。朝方は、買いが先行した。パウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長証言や新変異株オミクロン型の拡大を警戒し、11月30日の米国株式は大きく下落したものの、日本時間1日朝の時間外取引で米株価指数先物が堅調。きのう大幅に3営業日続落した反動で自律反発狙いの買いが入りやすく、前場早々に2万8069円33銭(前日比247円57銭高)まで上昇。一巡後は先物主導で下げに転じ、一時2万7594円01銭(同227円75銭安)まで下落した。その後持ち直し、再度プラス圏入りしている。

 業種別では、王子HD<3861.T>、レンゴー<3941.T>などのパルプ紙株が堅調。郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株も高い。三井不<8801.T>、三菱地所<8802.T>などの不動産株や、トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株も買われている。

 半面、JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株が軟調。小野薬<4528.T>、大塚HD<4578.T>などの医薬品株も安い。東急<9005.T>、京成<9009.T>などの陸運株も値を下げている。INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株もさえない。

 個別では、ダイビル<8806.T>(監理)、宇徳<9358.T>(監理)、日精線<5659.T>がストップ高カイ気配となり、ドリームI<4310.T>などの上げが目立つ。半面、日本通信<9424.T>、マネーフォワード<3994.T>、アスクル<2678.T>、A&D<7745.T>などの下げが目立つ。

提供:モーニングスター社

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