明日の日本株の読み筋=もみ合い商状となりそう

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株式

2021/12/9 16:36

 10日の東京株式市場は、手がかり材料に乏しいなか、海外市場の動向にらみの展開で、もみ合い商状となりそう。市場では「来週13日に日銀短観が発表され、現地14-15日にはFOMC(米連邦公開市場委員会)が開催されることもあり、積極的には売買しづらい」(中堅証券)との声が聞かれた。取引時間の後半には、週末要因から様子見姿勢が強まる可能性もある。また、同日は12月限株価指数先物・オプションSQ(特別清算指数)値の算出日にあたることから、市場推定値を意識する場面も想定される。

 9日の日経平均株価は、前日比135円15銭安の2万8725円47銭と3日ぶりに反落して取引を終了した。手がかり材料に欠けるなか、直近2営業日で930円強の値上がりをみせていたこともあり、戻り待ちの売りに押されたもよう。東京証券取引所が引け後に発表した、12月第1週(11月29日-12月3日)投資部門別売買状況(現物株)によると、海外投資家は金額ベースで1201億円の売り越しで、4週連続で売り越しとなった。

提供:モーニングスター社

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