米国株式市場:CDCの隔離期間短縮で影響は限定的との見方、NYダウ5日続伸、ナスダックは5日ぶり反落

株式

2021/12/29 7:46

 28日の米国株式は、NYダウが前日比95.83ドル高の3万6398.21ドルと5日続伸、ナスダック総合指数は同89.538ポイント安の1万5781.724ポイントと5日ぶりに反落して取引を終了。出来高概算は、NY市場が5億6844万株、ナスダック市場が37億8551万株だった。

 米国では新型コロナ「オミクロン株」の感染拡大が続くが、CDC(米疾病対策センター)は27日、感染者が無症状の場合には、隔離期間を10日間から5日間に短縮すると発表。行動制限の短期化で、経済への影響は限られるとの見方が浮上し、NYダウは一時、11月8日の取引時間中の史上最高値(3万6565.73ドル)に迫る場面もみられた。一方、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は、アルファベット(グーグルの持ち株会社)<GOOG>やアップル<AAPL>、テスラ<TSLA>などが軟調で、同指数の重しとなった。

 シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、28日の大阪取引所清算値比25円高の2万8965円だった。

提供:モーニングスター社

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