日経平均は224円程度高、買い一巡後はやや上値が重いもよう=4日寄り付き

 4日午前9時20分すぎの日経平均株価は、前営業日比224円程度高い2万9016円前後で推移。寄り付き直後には、同308円34銭高の2万9100円05銭を付けている。昨年末の大納会で続落していた反動や、現地3日の米国株式市場で、NYダウが3日ぶりに反発し史上最高値を更新し、ナスダック総合指数は5日ぶりに反発したこともあり、買いが先行した。ただ、買い一巡後は、戻り待ちの売りにやや上値は重いもよう。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、12月30日の大阪取引所清算値比145円高の2万8925円だった。

 業種別では、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株が上昇。ソニーG<6758.T>、キーエンス<6861.T>などの電機株や、オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株も高い。三井金属<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株や、大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株も堅調。JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株や、出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株も上げている。

 個別では、ARM<8769.T>、昭電線HD<5805.T>、ラクーンHD<3031.T>、東都水<8038.T>、メドピア<6095.T>などが上昇。半面、レノバ<9519.T>、オイラ大地<3182.T>、三井松島HD<1518.T>、アステリア<3853.T>、エムアップH<3661.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前9時20分時点で、1ドル=115円台の前半(12月30日は1ドル=115円11-13銭)、1ユーロ=130円台の半ば(同130円27-31銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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