三浦工業が昨年来安値、野村証は「BUY」継続、目標株価は5000円に引き下げ

株式

2022/1/4 16:16

 三浦工業<6005.T>が続落、125円安の3835円まで売られ、前年12月20日につけた昨年来安値3915円を更新した。野村証券では12月30日付で、投資判断「BUY」(買い)を継続、目標株価は6000円から5000円に引き下げている。

 同証券では、中国事業の売上を減額し、営業利益は提案活動の積極化によるコスト増などを織り込み、営業利益予想を小幅減額するとしている。ただ、同社の国内メンテナンス事業は、営業利益の5割強を占め、ストックビジネスであることから、強固な利益基盤として利益の安定成長を支えると予想している。また、同社ボイラは炭素排出削減に貢献するガス焚きボイラで、ガスボイラの中でも省エネ、低排出に強みを持つことから、世界的な環境重視の潮流が、同社事業に対して長期的に追い風になるとの見方に変わりはないともしている。

 目標株価5000円は、24年3月期予想基準PERデ、従来通り対機械セクタープレミアム8割程度を適用し算出されている。

 同証券では連結営業利益について、22年3月期190億円(前期比6.4%増、従来192億円、会社側計画は184億円)、23年3月期220億円(従来231億円)、24年3月期240億円(同264億円)と試算している。

 4日の終値は、前営業日比20円安の3940円。

提供:モーニングスター社

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