<米国株情報>デルタ航空は反発、第4四半期業績が市場予想上回る

株式

2022/1/14 10:23

 航空大手デルタ航空<DAL>は13日の日中取引で、前日比2.12%高の41.47ドルと反発して取引を終えた。13日寄り付き前に発表した21年12月期第4四半期(10-12月)の決算が市場予想を上回ったことが好感された。

 第4四半期の売上高は94億7000万ドル(前年同期比2.3倍、19年同期比で17%減)と、コロナ禍前の水準を下回ったものの、前年同期から大きく回復し、市場予想の91億ドル前後も上回った。最終損益も4億800万ドルの赤字(前年同期は7億5500万ドルの赤字、19年同期は10億9900万ドルの黒字)と前年同期から改善。一時的項目を除いた調整後の希薄化後1株当たり損益は0.22ドルの黒字(前年同期は2.53ドルの赤字、19年同期は1.70ドルの黒字)となり、市場予想の0.1ドル強の黒字を上回った。

 新型コロナウイルス変異株のオミクロン株の感染急拡大で乗務員不足が深刻化したため年末の旅行シーズンに大量の欠航が発生し、売上が伸び悩んだ。また、エネルギー価格の高騰による燃料費の急増が損益面を圧迫した。

 22年12月期第1四半期(1-3月)については、オミクロン株の感染拡大の影響が残るとして、売上高が19年同期の104億ドルの72-76%にとどまると予想した。ただ、エドワード・バスティアンCEO(最高経営責任者)は、オミクロン株の影響はひと段落したとの見方を示したうえで、「感染拡大のピークを過ぎれば、外出制限期間中に抑制されていた潜在需要により、強い春と夏の旅行シーズンを迎える」とし、第2四半期(4-6月)以降は業績が上向くとみている。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:モーニングスター社

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