<米国株情報>ゴールドマンは大幅続落、第4四半期のEPSが市場予想下回る

株式

2022/1/19 10:27

 証券大手ゴールドマン・サックス<GS>が18日、前営業日比6.97%安の354.40ドルと大幅に続落して日中の取引を終えた。寄り付き前に発表した21年12月期第4四半期(10-12月)の決算で、1株当たり利益(EPS)が市場予想を下回った。

 一般企業の売上高に相当する純営業収益は前年同期比8%増の126億3900万ドルとなり、市場予想の120億ドル超を上回ったが、純利益が同13%減の39億3500万ドルにとどまり、希薄化後のEPSは同11%減の10.81ドルと、市場予想の11ドル超に届かなかった。中核部門の機関投資家向け投資銀行部門などが好調だったものの、株や債券などのトレーディングで構成するグローバル・マーケッツ部門は同7%減の39億8500万ドルと振るわなかった。また、訴訟費用や人材関連コストなどを含む一般経費の大幅増や、コロナ禍による景気悪化に備えて計上した将来の融資焦げ付きに備える貸倒引当金が利益を圧迫した。

 金融機関の収益性を測るROE(自己資本純利益率)は15.6%(前期は21.1%)、優先株や無形資本を除いたベースの自己資本利益率を示すROTEは16.4%(同22.5%)に、いずれも低下した。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:モーニングスター社

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