日経平均は170円程度高、現物株の寄り付き後、株価指数先物に断続的な買いで上げ転換=20日寄り付き

 20日午前9時22分すぎの日経平均株価は、前日比170円程度高い2万7637円前後で推移。午前9時17分には、同220円92銭高の2万7688円15銭を付けている。朝方は、きのう19日に大幅続落した弱い動きが継続したことに加え、現地19日の米国株式市場では、NYダウが4日続落し、ナスダック総合指数も続落したことから、売りが先行。ただ、現物株の寄り付き後、株価指数先物に断続的な買いが入ったことをきっかけに上昇に転じた。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、19日の大阪取引所清算値比55円高の2万7575円だった。

 業種別では、王子HD<3861.T>、日本紙<3863.T>などのパルプ紙株や、オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株が上昇。三井金属<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株や、中部電力<9502.T>、東ガス<9531.T>などの電気ガス株も高い。三菱倉<9301.T>、上組<9364.T>などの倉庫運輸株や、7&iHD<3382.T>、ファーストリテ<9983.T>などの小売株も堅調。ヤマハ<7951.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株や、NTT<9432.T>、ソフバンG<9984.T>などの情報通信株も上げている。

 個別では、YACHD<6298.T>、ユーグレナ<2931.T>、ミクニ<7247.T>、ベル24HD<6183.T>、ヒトコムHD<4433.T>などが上昇。半面、テノHD<7037.T>、三井松島HD<1518.T>、日精線<5659.T>、JDI<6740.T>、グレイス<6541.T>(監理)などが下落している。

 東京外国為替市場は午前9時22分時点で、1ドル=114円台の前半(19日は1ドル=114円42-43銭)、1ユーロ=129円台の半ば(同129円64-68銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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