東製鉄が急落、通期の営業利益予想を増額し、自社株買いも発表するも材料出尽くし感

株式

2022/1/24 13:07

 東京製鉄<5423.T>が急落。21日引け後の決算発表で、22年3月期の連結営業利益予想を増額し、取得期間22年1月24日-9月30日の予定で上限30億円、240万株(自己株式を除く発行済株式数の2.04%)の自社株買いも実施すると発表したが、いったん材料出尽くしの動き株価は前週末比102円安の1195円まで値を下げている。

 22年3月期第3四半期累計(21年4-12月)は、売上高1914億3100万円(前年同期比88.8%増)、営業利益227億200万円(同5.5倍)。国内鋼材市況が引き続き堅調に推移する中、当該期間における鋼材出荷単価は13年ぶりに10万円を超え、利幅が一段と拡大。主原料の鉄スクラップの購入価格は高値で推移したものの、全社を挙げたコストダウンへの取り組みなどにより、大幅な増収・増益を達成した。これを踏まえ会社側は通期予想について、売上高は従来の2740億円から2700億円(前期比90.9%増)に減額したが、営業利益を310億円から320億円(同8.0倍)に増額している。

 午後1時5分現在の株価は91円安の1206円。

提供:モーニングスター社

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