日経平均は55円程度安、きのうの弱い動きが継続し売り優勢が続く=26日寄り付き

 26日午前9時25分すぎの日経平均株価は、前日比55円程度安い2万7076円前後で推移。午前9時24分には、同94円96銭安の2万7036円38銭を付けている。きのう25日に大幅下落した動きが継続し、現地25日の米国株式市場で、NYダウ、ナスダック総合指数がともに反落したことから、売りが先行した。一時、小幅ながら反発に転じる場面もみられたが、現地26日のFOMC(米連邦公開市場委員会)の内容を確認したいとして、手控える向きが多いもようで、売り優勢の展開が続く。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、25日の大阪取引所清算値比70円高の2万7130円だった。

 業種別では、キーエンス<6861.T>、村田製<6981.T>などの電機株や、サイバー<4751.T>、リクルートH<6098.T>などのサービス株が下落。王子HD<3861.T>、日本紙<3863.T>などのパルプ紙株や、信越化<4063.T>、花王<4452.T>などの化学株も安い。SUMCO<3436.T>、LIXIL<5938.T>などの金属製品株や、キリンHD<2503.T>、JT<2914.T>などの食料品株も軟調。中部電力<9502.T>、東ガス<9531.T>などの電気ガス株や、NTT<9432.T>、ソフバンG<9984.T>などの情報通信株も下げている。

 個別では、グレイス<6541.T>(監理)、ゲンキードラ<9267.T>、KIMOTO<7908.T>、インソース<6200.T>、ニフコ<7988.T>などが下落。半面、EduLab<4427.T>、コメリ<8218.T>、マーケットエンター<3135.T>、スズキ<7269.T>、KeePer<6036.T>などが上昇している。

 東京外国為替市場は午前9時25分時点で、1ドル=113円台の後半(25日は1ドル=113円88-89銭)、1ユーロ=128円台の半ば(同128円71-75銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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