<米国株情報>テスラ、第4四半期は大幅増収に純利益20億ドル突破

株式

2022/1/27 10:18

 電気自動車(EV)大手テスラ<TSLA>は26日引け後に21年12月期第4四半期(10-12月)の決算を発表した。売上高は前年同期比65%増の177億1900万ドルと大幅な増収を達成し、純利益は同8.6倍の23億2100万ドルと四半期ベースで初めて20億ドルの大台を突破。一時的項目を除いた調整後の希薄化後1株当たり利益(EPS)は同3.2倍の2.54ドルとなり、売上高、同EPSともに市場予想を上回った。

 全世界での新車販売台数は同71%増の30万8600台と、初めて30万台を突破した。主力の量産型EV「モデル3」とコンパクトタイムのSUV「モデルY」が合計で同84%増の29万6884台と大きく伸びた。中核の「モデルS」と7人乗りSUV「モデルX」は合計で同38%減の1万1766台だった。

 生産台数は同70%増の30万5840台で、このうちモデル3とモデルYは同79%増の29万2731台、モデルSとモデルXは同19%減の1万3109台だった。

 22年12月期の自動車販売台数は前年比50%増と従来予想を据え置いた。同社では、世界的な半導体不足などの影響で、工場生産がフル稼働できでおらず、「22年12月期も(半導体不足などの)悪影響が続く可能性が高い」とした。また、ドイツにある欧州の「ギガファクトリー」については、依然製造開始の許可を待っている状況にあるという。

 テスラの株価は26日の夜間取引で、日中終値に対して5%以上の急落をみせる場面があった。すぐに持ち直し、一時4%近くまで上昇したが買いは続かず、結局は日中終値比0.79%安の930.00ドルで取引を終えている。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:モーニングスター社

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