米国株式市場:金融政策に不透明感、NYダウ小幅に3日続落、ナスダックは反落

株式

2022/1/28 7:46

 27日の米国株式は、NYダウが前日比7.31ドル安の3万4160.78ドルと小幅に3日続落、ナスダック総合指数が同189.336ポイント安の1万3352.783ポイントと反落して取引を終了。出来高概算は、NY市場が10億7560万株、ナスダック市場が50億1495万株だった。

 朝方は、昨年10-12月のGDP(国内総生産)速報値が前期比6.9%増と、市場予想平均の同5.5%増を大きく上回ったことを好感。NYダウは一時、600ドルを超える上昇をみせる場面もあった。ただ、前日26日のパウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長の会見で、金融引き締めに前向きな方針が示されたものの、利上げのペースや幅などについて不透明な面が多いとされ、一転して売りに押されるなど、不安定な値動きとなった。ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は、テスラ<TSLA>やアドバンスド・マイクロ・デバイシズ<AMD>、インテル<INTC>などが下落し、同指数の重しとなった。

 シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、27日の大阪取引所清算値比330円高の2万6550円だった。

提供:モーニングスター社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ