日経平均は192円高と3日続伸、米国株高を受け買い先行、一巡後は伸び悩む=1日前場

 2月1日前場の日経平均株価は前日比192円68銭高の2万7194円66銭と3営業日続伸。朝方は、1月31日の米国株高を受け、買いが先行した。値がさ半導体関連株などハイテク株中心に堅調展開となり、前場中盤には2万7410円79銭(前日比408円81銭高)まで上昇した。一巡後は戻り売りに伸び悩み、一時2万7096円14銭(同94円16銭高)まで押し戻される場面があった。時間外取引で米株価指数先物が安く、重しとして意識された。その後は持ち直したが、戻りは限定された。

 東証1部の出来高は7億3346万株、売買代金は1兆8691億円。騰落銘柄数は値上がり1279銘柄、値下がり812銘柄、変わらず91銘柄。

 業種別では、商船三井<9104.T>、郵船<9101.T>、川崎汽<9107.T>などの海運株が上昇。JR東日本<9020.T>、阪急阪神<9042.T>、ヤマトHD<9064.T>などの陸運株も高い。東エレク<8035.T>、アドバンテスト<6857.T>、太陽誘電<6976.T>などの電機株も買われた。エムスリー<2413.T>、リクルートHD<6098.T>、サイバー<4751.T>などのサービス株や、ソフバンG<9984.T>、ZHD<4689.T>、ネクソン<3659.T>などの情報通信株も値を上げた。JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株も引き締まり、ニコン<7731.T>、HOYA<7741.T>などの精密株も物色された。

 半面、東レ<3402.T>、帝人<3401.T>などの繊維製品株が下落。INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株も安い。ガイシ<5333.T>、TOTO<5332.T>などのガラス土石株や、王子HD<3861.T>、日本紙<3863.T>などのパルプ紙株も軟調。三井不<8801.T>、住友不<8830.T>などの不動産株や、大和ハウス<1925.T>、積水ハウス<1928.T>、大林組<1802.T>などの建設株も売られた。

 個別では、SREHD<2980.T>、FPG<7148.T>がストップ高カイ気配となり、キャリアデ<2410.T>がストップ高。クイック<4318.T>、Jパワー<9513.T>などの上げも目立った。半面、ワオワールド<2352.T>、エンプラス<6961.T>、日精工<6471.T>、伯東<7433.T>、東北電<9506.T>などの下げが目立った。なお、東証業種別株価指数は全33業種中、20業種が上昇した。

提供:モーニングスター社

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