エンプラスが急落、22年3月期第3四半期累計の営業利益が期待に届かず

株式

2022/2/1 13:53

 エンプラス<6961.T>が急落。1月31日引け後の決算発表で、22年3月期第3四半期累計(21年4-12月)の連結営業利益が市場の期待に届かなかった様子。株価は前日比380円安の2521円まで値を下げている。

 22年3月期第3四半期累計は、売上高238億7300万円(前年同期比11.9%増)、営業利益22億1900万円(同64.1%増)。2ケタ増収・大幅増益ではあるが、第3四半期(10-12月)に限ると、世界的な半導体不足や東南アジアでの新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴う部品の調達難による自動車メーカーの生産調整により、「Energy Saving Solution事業」が、営業利益1億9800万円(同38.9減)と伸び悩み、「Digital Communication事業」もLED用拡散レンズが巣ごもり需要の一巡、東南アジアでのサプライチェーンの混乱による液晶テレビ市況の悪化や次年度モデルへの切り替え時期にあたることの影響を受け、営業利益が1億9000万円(同32.6%減)にとどまる中、連結営業利益も5億6500万円(同12.9%減)と減益に。

 据え置かれた通期の予想営業利益32億円(前期比50.9%増)達成のためには第4四半期(22年1-3月)に9億8100万円(前年同期比27.7%増)の営業利益が必要となり、ハードルが上がった印象。午後1時50分現在の株価は353円安の2548円。

提供:モーニングスター社

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