TDKが3日続伸、22年3月期の連結業績予想を上方修正

株式

2022/2/1 16:06

 TDK<6762.T>が3日続伸し、530円高の4630円を付けている。1月31日引け後、22年3月期の連結業績予想(米国会計基準)を上方修正し、買い人気を集めた。

 22年3月期業績予想で、売上高を1兆8000億円から1兆8500億円(前期比25.1%増)に、営業利益を1570億円から1600億円(同43.5%増)に引き上げた。業績予想の上方修正は今回で3回目となる。第3四半期(21年4-12月)に、部品調達におけるサプライチェーン上の制約を受け自動車の生産台数が伸び悩んだが、部品搭載数の増加や顧客の部材在庫確保の動きから、受動部品やセンサの販売が堅調に推移。ICT市場でも、ノートパソコン、タブレット端末の堅調な需要継続や5G関連需要が拡大した。足元での動向を織り込み、業績予想の修正に進んだ。

 22年3月期第3四半期(21年4-12月)の決算は、売上高が1兆3938億5500万円(前年同期比28.3%増)、営業利益が1392億3500万円(同29.5%増)だった。

 1日の終値は、前日比460円高の4560円。

提供:モーニングスター社

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