テンポイノベ、22年3月期第3四半期累計決算と増配を発表、通期増収増益に向け順調に推移
2022/2/3 16:20
テンポイノベーション<3484.T>が3日大引け後、2022年3月期第3四半期累計(21年4-12月)の決算を発表した。
単体売上高は84億2900万円(前年同期比6.2%増)、営業利益は6億4100万円(同6.1%増)、経常利益は6億8900万円(同0.6%減)、純利益は4億6700万円(同1.2%減)だった。
転貸借物件数の増加と成約数の回復に伴うイニシャル収入の増加等により、増収を確保した。利益面では営業外収益(解約金収入)の減少により、経常利益と純利益が前年同期比で微減となったものの、計画通りの進ちょくとなった。
事業上の指標からも順調さが確認できる。成約数(転貸借契約を締結した数)は第3四半期累計で295件となり、前年同期の216件から36.6%増加した。また、転貸借物件の解約数は19件と、前年同期の88件から大幅に減少しており、コロナ前の水準に良化していることが見てとれる。
22年3月期の通期業績は期初予想を据え置き、売上高113億3400万円(前期比9.6%増)、営業利益8億1400万円(同11.3%増)、経常利益8億7000万円(同3.4%増)、純利益5億9500万円(同3.4%増)を見込んでいる。第3四半期累計の進ちょく率は売上高74.4%、営業利益78.8%、経常利益79.2%、純利益78.6%と順調。
さらに、好業績を反映し、未定だった期末一括配当は前期比2円増配となる11円とした。
現在はコロナ「第6波」の最中にあるものの、同社の主力事業は市場の開拓余地が大きく、強固なストック型ビジネスであることから、堅調な成長が継続することが見込まれる。今後、経済活動の正常化が進むフェーズとなれば、上ブレも期待できよう。
提供:モーニングスター社
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