米国株式市場:インフレの長期化やウクライナ情勢を警戒、NYダウ・ナスダック大幅続落

株式

2022/2/14 7:46

 前週末11日の米国株式は、大幅続落した。NYダウが前日比503.53ドル安の3万4738.06ドル、ナスダック総合指数が同394.487ポイント安の1万3791.154ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が10億8683万株、ナスダック市場が49億7935万株だった。

 10日に発表された米1月CPI(消費者物価指数)が、前月比7.5%上昇し、市場予想平均の同7.3%上昇を上回った。10日は、FRB(米連邦準備制度理事会)による早期の金融引き締めが警戒され反落。11日は、自律反発してスタートしたものの、インフレの長期化や、ウクライナ情勢の緊迫化が警戒され、リスク回避姿勢が強まった。ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は、アマゾン・ドットコム<AMZN>やアルファベット(グーグルの持株会社)<GOOG>、マイクロソフト<MSFT>などが下落し、同指数の重しとなった。

 シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、9日の大阪取引所清算値比275円高の2万7825円だった。

提供:モーニングスター社

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