JFLAHDが堅調、モーニングスターが「オーバーウエート」でカバー開始

株式

2022/2/18 9:19

 乳製品・調味料の生産や加工、食品卸を手掛けるJFLAホールディングス<3069.T>が堅調。モーニングスターは18日付レポートで、「食品・飲料メーカー」へ順調な事業改革を確認、株価には上値余地があるとし、想定株価レンジを400-500円、投資判断は「オーバーウエート」(強気)でカバーを開始した。

 レポートでは、21年11月に発表した新中期経営計画「NEXT JFLA 2025」について、23年3月期からのCAGR(年平均成長率)は、売上高で4.8%、営業利益で44.0%。売上高は22年3月期の伸びで9.9%。CAGRの4.8%はこの約半分と指摘。成長分野への注力や不採算事業の縮小、コスト削減など事業構造改革により利益率改善も見込まれ、堅実な中期経営計画と評価している。

 新株予約権行使停止期間(22年2月1日-2月28日)後の希薄化懸念、オミクロン株の感染拡大による経済活動の停滞懸念などもあり、目先は慎重姿勢で臨みたいとしているが、中計をベースに算出した想定株価レンジは400-500円と、中・長期的な成長には期待できることから、下落局面では投資妙味があるとしている。株主還元を重視しており、23年3月期予想配当は1株4円を維持するほか、手厚い株主優待も魅力という。

 午前9時15分時点の株価は、前日比3円高の337円。

提供:モーニングスター社

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