東レ、東京電力EPや巴商会などと電化が困難な産業部門などの脱炭素化を目指す事業を開始

株式

2022/3/3 15:41

 東レ<3402.T>は2日、山梨県、東京電力エナジーパートナー(東京電力EP、東京都中央区)、巴商会(東京都大田区)、UCC上島珈琲(兵庫県神戸市)と、NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)の助成事業の採択を受け、新たに小規模パッケージ化したP2Gシステムを開発し、電化が困難な産業部門などの脱炭素化を目指す事業を開始したと発表した。

 今回の事業では、21年度から25年度までの5年間で、「500kWワンパックPEM(固体高分子)形P2Gシステムを開発し、国内の複数地点に導入」「水素エネルギーの利用拡大を見据え、大容量輸送技術手段の確立に向けた次世代カードル・トレーラーを開発」「既存インフラと水素エネルギーを最大限活用した脱炭素グランドマスター工場のモデル化」および「コーヒーの焙煎など難易度の高い水素利用の技術を通じて、食品加工分野の脱炭素化の推進」に取り組む。

 P2Gシステムとは、再生可能エネルギー等由来の電力を活用し、水の電気分解から水素を製造する技術

 3日の終値は、前日比7.2円高の640.2円。

提供:モーニングスター社

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