米国株式市場:原油価格の下落でインフレ警戒感が和らぐ、NYダウ、ナスダック5日ぶり反発

株式

2022/3/10 7:46

 9日の米国株式は、5日ぶりに反発した。NYダウが前日比653.61ドル高の3万3286.25ドル、ナスダック総合指数が同459.995ポイント高の1万3255.546ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が11億9508万株、ナスダック市場が51億1376万株だった。

 UAE(アラブ首長国連邦)のアルオタイバ駐米大使は9日、同国は原油増産を支持し、OPEC(石油輸出国機構)に増産を働きかけると発言。需給ひっ迫の懸念が後退し、NY原油先物WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)が急落した。インフレ警戒感が和らいだことで、買い戻しの動きが強まり、NYダウは一時、820ドルを超える上昇をみせる場面もあった。ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は、アルファベット(グーグルの持ち株会社)<GOOG>やエヌビディア<NVDA>、ネットフィリックス<NFLX>などが買われ、同指数の上昇をけん引した。

 シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、9日の大阪取引所清算値比645円高の2万5395円だった。

提供:モーニングスター社

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