<今日の仮想通貨市況>デジタルドル検討に向けた米大統領令通過し、売り優勢

仮想通貨

2022/3/11 10:45

 11日午前10時40分現在の主要暗号資産(仮想通貨)は、ビットコイン(BTC)が1BTC=451万7525円(過去24時間比7.11%安)、イーサリアム(ETH)が1ETH=29万9104円(同5.29%安)など売り優勢となっている。

 9日にバイデン米大統領がデジタル資産の戦略に関する大統領令に署名。デジタル資産は米政府から支持されるとの思惑が広がり、10日にかけて主要暗号資産は買い優勢ムードとなったが、11日序盤にかけては売り優勢に転じている。ここへきて大統領令が出された主因にロシアによるウクライナ侵攻が挙げられ、暗号資産が寄付などを通じてウクライナの救済につながる一方、ロシアのサイバーテロや救済を求めるウクライナ人の暗号資産が奪われるリスクが懸念されるといった見方が出てきた。買いが一巡し、負の側面を懸念するムードが売りに傾いた一因とみられる。

 このほか、米労働省が10日、401K(確定拠出年金)での暗号資産投資について調査する方針を明らかにした。コロナ禍の金融政策下で通貨インフレへの備えとして、一部資金を暗号資産で運用する雇用主も増えつつあることなどが調査開始の背景にあるようだ。

(イメージ写真提供:123RF)

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