米国株式市場:バイデン米大統領はロシアの貿易優遇措置撤廃を訴え、NYダウ、ナスダック続落

株式

2022/3/14 7:46

 前週末11日の米国株式は、続落した。NYダウが前日比229.88ドル安の3万2944.19ドル、ナスダック総合指数が同286.155ポイント安の1万2843.808ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が10億2955万株、ナスダック市場が50億5149万株だった。

 ロシアのプーチン大統領が、ウクライナとの停戦交渉で「いくつかの前向きな進展があった」と発言したと報じられ、ウクライナ和平への期待感から、反発する場面もみられた。ただ、バイデン米大統領は、ロシアに対する貿易優遇措置の撤廃を訴え、同盟国に対しても同調することを求めたことで、世界経済への影響拡大が警戒され、売りが優勢となった。また、ミシガン大学消費者マインド指数が59.7となり、市場予想平均の61.4を下回ったことも響いた。ハイテク株比率のナスダック総合指数は、テスラ<TSLA>やネットフィリックス<NFLX>、メタ(旧フェイスブック)<FB>などが下落し、同指数の重しとなった。

 シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、9日の大阪取引所清算値比645円高の2万5395円だった。

提供:モーニングスター社

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